「ニーズは発明の後に生まれる」ロボットクリエイター高橋智隆が指し示す、モノづくりの新機軸【特集:New Order_06】
に書かれている一部抜粋。
建築に於いても当てはまる部分はある。
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世の中に出回っているパッとしないデザインの製品も、おそらく最初にデザイナーが
描いたスケッチはもっと格好良かったはずです。
それがモックアップ、試作、量産品と段階を経るごとに、どんどん無難で実用的なデザインに変えられていく。
実現不可能なデザインを考えたデザイナーと、デザイン上重要な部分を技術的な都合で勝手に変えてしまう
エンジニアの合作は、恐ろしく不格好で、ろくに機能しない最低な製品を生み出すのです。
だから、エンジニアはデザインのセンスを磨き、デザイナーは工学的な基本を理解してほしいですね。
エンジニアにせよ、デザイナーにせよ、一流の条件というのは、自分の意見をうまく通せることだと僕は思います。
それによって素晴らしいものができれば、その人の評価が上がり、発言力もさらに高まり、次の良い仕事へとつながっていく。
変に妥協することで、結果醜悪な製品がアウトプットされ、その評価によって次回の仕事でさらに悪い結果を招くのです。