今日見た現場の柱は桧でしたが、背割りはなし。
(背割り:乾燥によるひび割れが予期せぬところに出ないよう前もって柱の一面に切り込みをいれておく)
以前は、背割りがあるところに接合金物がきたりしてビスが留められない、
なんてこともあったのに、なぜかこの建物の柱には背割りが見あたらない。
大工さん曰く
「最近は柱に直にボードを張るので、背割りがあると、乾燥によってそこが開いてボードが浮いてくる、
以前は、柱の上に胴縁をうってからボードを張っていたのでよかったんやけど」と。
この建物は準運耐火建築物で全て石膏ボードで覆ってしまうことになるので
背割りをいれる必要がないのかもしれませんし、人口乾燥の技術的な向上など
背割りなしの理由は他にもあるのかも知れませんが、大工さんの説明に、なるほどなと思った次第です。