「庭付き一戸建て」
なんてことを聞かなくなりつつあるけど やはり一戸建ては地に接していることが魅力。
とはいえ不動産の販売価格の調整のため敷地はどんどん細分化されていく一方
最近では一家に車が2台ということも珍しく無く、2台分の駐車を希望されると
駐車スペースだけで間口5m程必要になり玄関までのアプローチも踏まえるとそれだけで
敷地間口いっぱいになってしまい庭なんてとるに取れないケースもある。
そしてオープン外構になるとどうしても玄関ドアがバァーンと目立ってしまう。
せめてシンプルな物を選べばいいのに ’ これでもかっ!’ てデザインされた物をカタログ見て決めるので
建物のデザインと合わないものが選ばれる場合もあり、正直かっこ悪いのも多い。
各メーカーが販売しているドアはそれだけで十分デザインされているものなので建物と違和感無く
合うはずがない。
別に玄関ドアが道路に向いている必要性は全くないなので
やはり出来るだけ目立た無い位置にシンプルな物を設けるのが理想ではないかと思う。
それと、道路と玄関までのアプローチは直線で結ぶのではなく出来るだけ距離が
長くなるように計画したい。玄関出てすぐ道路というのではあまりにも寂しいので
蛇行させたりちょっとした塀で目隠ししてみたりと庭と言えないまでも庭にかわる
場所を少しでも確保出切れば建物自体の印象もずいぶんと違ってくる。
敷地が狭くなればなる程難しくはなるけども、家の印象は外構によって
大きく印象が違ってくるので、計画段階初期から建物と併せて計画しておく必要があるんやけども
後回しにされることが多いんよね。